しかし、その反面、昨今の余暇の増大は日本にも新しい変化をもたらし、とくに若い主婦を中心に、きざまざ社交活動が急成長しているように見えるのは、どう解釈したよいのだろうか。現代の家庭婦人は、一日に七時間半の自由時間を持っているという統計があるが、それによれば、この自由時間の大半は広い意味での社交のために使われている、という。喫茶店でのおしゃべりが盛んなのはもちろん、現代にはもっと積極的な活動の場所があって、そこでは世代や地域を超えて、多様な人間関係が生まれつつあるらしい。主婦ばかりではなく、学生や中年の男たちを集めて、いま各種のスポーツクラブや趣味の会や、文化サークルや、市民大学講座は大にぎわいだと伝えられるのである。