歌が好きな人のためのカラオケ教室ならいくつあっても不思議ではない。でも、これは歌が下手な人のための教室である。歌はもちろん上手なほうがいいけれども、皆が上手なわけではない。下手な人もいるのだから、歌いたくない人は歌わなければいい、と思うが、日本ではそうはいかない。
仕事の関係で酒を飲むことが多く、カラオケで歌わなければならないこともよくある。下手な人にとって、これはつらい。だから「カラオケ教室」が流行するのだ。週末の午後、うまく歌いたいと思う人たちがそこに集まってくる。彼らにとっては、どんなにつらい週末だろう。